平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

三国志平話を読んだ

三国志平話を読みました。三国志平話とは、三国志演義の原型となったお話です。演義と比較すると、劉備善玉曹操悪玉という構図は変わっていませんが、より破天荒な話になっています。孔明が孫権の元を訪れた曹操の使者を切り殺したり、陸遜と呂蒙が混同され…

五輪書

宮本武蔵の五輪書を読み終わりました。なんというか、まだ完全には頭に入っていないので、時間をおいて再度読み直そうと思っています。五輪書 (岩波文庫)作者: 宮本武蔵,渡辺一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/02メディア: 文庫購入: 6人 クリック:…

人類は衰退しました

珍しくライトノベルを読みました。「人類は衰退しました」という SF ものです。未来、人類は妖精に地球の主権を譲って、ゆっくりと衰退しています。人類にとっては黄昏の時代に、主人公の女の子と妖精さんたちとの交流を描いた脱力系リラックス系の SF 小説…

非(ナル)A の世界

非(ナル)A の世界を読みました。古典 SF の名著らしいです。古典的な SF は道具立てがハードウェアに寄っていてどうしても古さを感じてしまいます。××機とかそういう感じの道具が多く、機械がごついのも特徴です。いまどきならすべてコンピュータで、機械…

水滸伝十二巻(北方謙三)

十一巻の感想はこちらです。新刊が出たので、買って読んでみました。水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/09/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (51件) を見る十二巻は晁…

コンテンツ・フューチャー

いま少し話題になっているコンテンツ・フューチャーを読みました。CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)作者: 小寺信良,津田大介出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2007/08/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: …

水滸伝十一巻(北方謙三)

十巻の感想はこちらです。新刊が出ていたので買って読み終わりました。水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/08/21メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (46件) を見る十一巻は…

敦煌(井上靖)

かなり前に読んだ本ですが、最近読み返したので紹介します。井上靖の敦煌です。敦煌というと、シルクロードの入り口(中国側から見た場合)です。最近は、ヨー・ヨーマのチェロがすばらしい NHK のシルクロードでおなじみですね。この小説は、20世紀になって…

沈黙の王(宮城谷昌光)

宮城谷昌光氏は古代中国をテーマにした小説を良く書くことで知られています。古代中国といっても、三国志の時代(約 1800 年前)まで来るとすでに新しい部類に入るという、筋金入りの古代マニアのようです。宮城谷昌光氏の著作は、春秋戦国時代の史記をベー…

軍師二人

司馬遼太郎の短編小説集です。表題の軍師二人は「後藤又兵衛」と「真田幸村」を取り扱った小説です。この二人の名前を聞くと、悲劇の名将という言葉が浮かんでくる人も多いかと思います。私はこの二人の名前を聞くと爽やかな気分になることができます。・・…

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

今月の初めくらいだと思いますが、話題の本書を読んでみました。2ch 管理人のひろゆき氏が語る Web 2.0 という感じの本です。いつものようにやや斜に構えた語り口調で、Web 2.0 に対して冷静かつ冷めた批評を行っています。タイトルは後付らしいので、表題に…

水滸伝十巻(北方謙三)

北方謙三の文庫版水滸伝の新刊が出ていたので、買って読んでみました。(もともと、ハードカバーで出版されていましたが、かさばるので、ずっと文庫版を待っていたのです。ようやく去年の終わりから月一冊のペースで出てくるようになりました。19冊の予定な…