平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

五輪書

宮本武蔵の五輪書を読み終わりました。なんというか、まだ完全には頭に入っていないので、時間をおいて再度読み直そうと思っています。

五輪書 (岩波文庫)

五輪書 (岩波文庫)

五輪書といえば、外国人によく読まれるという意味で新渡戸稲造の武士道に近いものがあります。ただ、武士道は外人に向けて書かれたものですが。目的を達成する(勝負に勝つには)にはどうすればよいのかを、合理的かつ平易な表現で説明している本です。偏りがないこと(偏りを嫌うこと)、日々の心がけを大切にすること、言葉づかいは古いもののプロフェッショナルに必要な心がけを説いています。「よくよく吟味すべし」「よくよく鍛錬あるべきものなり」というような表現が印象的でした。

武蔵の就活用のプレゼンとしても使っていたふしがあり、剣術だけではなく戦術指南にもなっています。武蔵は兵卒を指揮する将になりたかったという話もあるそうで、それを意識して書いたのかもしれませんね。