平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

コピトレ公開から七ヶ月がたった

作品間の関係を追跡するシステム - コピトレの公開日が 2008/2/11 の深夜(2/12 早朝)なので、公開から七ヶ月が経過したようです。相変わらず開発は継続しているので、その成果を報告します。

コピトレとは、ユーザー生成型のコンテンツの一次創作物(=「元ネタ」)の情報を補足するサービスです。二次創作や既存コンテンツの二次利用の多いユーザー生成型のコンテンツの元ネタ情報を辿りやすくすることで、一次創作物の作者に利益還元しつつ、コンテンツをより深く楽しめるようにすることを目指しています。

実施した機能拡張

今月は裏側を改善する作業が多かったので、表に出てくる変更は以下のように地味なものになってしまいました。

その他、細かい点でのバグフィックス(一部情報がログインしないと参照できなくなっていた件の対処など)を行いました。また、裏側では、レスポンスの低下を招いていた一部処理をバックグラウンドプロセスに移行しました。予定では、RSS からの作品登録などもバックグラウンドプロセスに移行してレスポンスの低下を避けるようにします。

# データ量が増えてきたので、こういう措置を執らなくてはならなくなったというのは手間ですが、まぁ、データが増えてきたのは良いことですよね。

今後の方針について

登録作品数は割と増えてきたので、登録された情報をいかにして活用していくかが重要になりそうです。基本的な方針としては、先々月挙げたとおり以下の3つになりそうです。

  • 対応サービスの拡大とサイト横断的な機能の拡充
  • 作成ツールに機能追加することで、作品作成時に派生関係追跡情報を取り出す機能の検討
  • 派生情報の見せ方の工夫

派生情報の見せ方の工夫の一環として、Google ガジェットを開発したわけですが、今後も派生創作数カウンタなど見せ方や他のウェブサービスとの連携の改善などを実施したいと考えています。

ニコニコ動画に関しては取得する情報を増やすかもしれません。再生数とかコメント数とかマイリスト数とか。派生関係に応じて再生数を集計するとか、やってみたいことがいくつかあるので。

また、作者の方がコピトレの内容を公認する機能なども検討し始めています。たとえば、許諾コードなどを発行する機能を備えられたらと考えています。