はてな的なものが終わったかどうかはともかく、はてなが腰を据えて開発を始めているという印象は受けるよね
ここだけ読むと、「ITmedia の記事ってなんだったの?」という感じですが。なので、どこまで「50%の完成度で世に出す」「休みの日に思いついたものを1日で開発し、リリースしたら流行する、という流れ」を否定しているのかは、実際のところよく分かりません。
http://akihitok.typepad.jp/blog/2007/12/50_5231.html
「50%の完成度で世に出す」こと自体は、今後もベータテストという形で継続すると思います。それはそれとして、最近はてなが「ユーザビリティテスト」をしっかりやるようになったり、「スパム対策」を強化したり、それぞれのサービスの改善に力を入れていることも事実ですよね。成果が出ているところと、出てないところとあると思いますけど。
こうした動きは、はてなの近藤社長のブログを読むとそれが伝わってきます。
正直、(パッケージソフトの開発に関わっていた私から見ると)はてなはあまりまともな「組織としてのものづくり」をしている印象がありませんでした。それが、最近になって、その「速さ」は維持しつつも、「組織としてのものづくり」ができる会社になってきた気がします。確かにそれは、「アイディア勝負」から「ものづくりで勝負」への移り変わりなのかもしれませんね。まぁ、まだ道半ばなんでしょうけど。
いずれにせよ、最近の動きを見れば、はてなが「見えないけど大きなところで」変わろうと努力していることは受け取れるので、それを、岡田有花さんの記事では岡田さんが読者に伝えたかったのでしょう。(提灯記事という批判もあるけど。)
んで、はてなの新サービス(ワールドやハイク)に乗り遅れた私としては、「いやー、いそがしいからさ、はてなの新サービスを触ってる暇なんてないんだよねー」とか負け惜しみを言ってみているところです。