平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

だから着うたの正式配信数は伸びていたのか

上記のような報告があるようです。着うたは事実上コピーフリーな世界のようです。着うたフルなんかは、正式配信数の伸びもすごいみたいですよね。経済学の世界では(というか池田先生によると)、コピーフリーになると宣伝効果による売り上げ増と違法配信による損害は均衡するのだそうです。(売上が上がってから減るのか、減ってから上がるのかどのような流れで均衡するのか知りたいところではありますが。)

調査の細かいところは置いておいて、思わず「だから着うたの正式配信数は伸びていたのか」などと思ってしまいました。そーかそーか、ようやく権利者もコピーフリーな時代に動こうとしているのか。(違)

ま、着うたなんて一度も使ったことがない私にとってはどうでもいいことなのですが。

着うたといえばひぐらしを思い出すんですよ

上記のような話もあるようですが、着うたではなくて、着メロの話です。ひぐらしのなく頃に解(原作)の音楽を主体的に担当した dai 氏の話を思い出しました。ニコニコ動画を見ている人なら、you でおなじみだと思います。「dai的裏話*1」によると、ひぐらしに関わる前に着メロを作成する(既存の曲を編曲して着メロにする)会社にいたらしく、アニメーターを想起させる大変な環境で仕事をされていたそうです。(dai 氏をもってして、ノルマを達成できず給料が出なかったらしいです。まぁ、向き不向きがあって、そういう編曲作業はあまり得意ではないような書き方をされてましたが。)

「dai的裏話」を読んでいると、ひぐらしの音楽は紙一重で生まれなかった(それも生活費的な感じの理由で。)んじゃないかとすら思ってしまいました。なんというか、音楽で食べていくのって難しいみたいですね。これもまた、作り手にお金をどうやって届けるかってテーマで考えないといけないことなんでしょうね。

*1:「after years+ひぐらしのなく頃にdai的裏話」。ひぐらしのサウンドトラックと dai 氏がひぐらしに関わるまでの経緯を語った冊子から成り立っている同人作品。困難に立ち向かう勇気をくれる作品です。