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平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

ちょっと待ってほしい。これおかしくないか?

JEITAでは、私的録音録画補償金制度について、小委員会では補償の必要性に関する議論が尽くされていないと指摘。コンテンツにコピー制限が施されている場合や、自分で購入したCDを携帯音楽プレーヤーなどに取り込むなどの「プレイスシフト」、録画した番組を後で見るなどの「タイムシフト」といった行為には、JEITAとしては補償は不要と考えていると説明。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/18/17221.html

JEITA いいこと言うじゃん! って思いましたが、ちょっと違和感が残りました。

 その上で、技術的にコピー制限されているデジタルコンテンツの複製は、著作権者等に重大な損失を与えているとは言えず、補償の対象とする必要はないと主張。2011年以降の放送は著作権保護技術が用いられているデジタル放送になることから、デジタル録画機器を補償金制度の対象とすることに合理性はないとしている。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/18/17221.html

ずれたことを言っているかもしれませんが、JEITA の立場は保護技術>補償金ですか?

実は私は補償金の二重取りとかはどうでもいいと考えています。「取りすぎだ、ずるい!」と思わなくもないですが、保護技術をかけてコンテンツを配信することがスタンダードになるより、補償金の方が「マシ」だと考えているからです。

たとえば、録音録画の回数制限を設けたコンテンツが本当に JEITA の言う「プレイスシフト」や「タイムシフト」を保証してくれているのか、疑問が残ります。というか、保護技術は本当に「プレイスシフト」や「タイムシフト」を目指しているのか? もっとも、そのうち商用コンテンツについては録音録画という行為そのものが必要なくなると思いますけどね。

これから技術の進歩によって、保護技術によってユーザーの利用状況に応じた課金ができるとします。対応機器が出回らないといけないとか問題があるので、近い将来というわけにはいかないでしょうが。利用状況とは、たとえばコピーの回数とか視聴回数とかです。視聴回数で課金されたら、音楽を聴きたくなくなるでしょう。コピー回数で課金されたら、収益のために「プレイスシフト」や「タイムシフト」に踏み込むケースが出てくるかもしれません。

そもそも、コピーに課金したいから録音録画の回数制限するわけですけど。

新しい媒体や機器が出てきたら、保護技術とのかかわりはどうなるのかなど、疑問や不安はいくらでも出てきます。ユーザーが市場で選択していくというのも幻想で、保護技術が付いているけど安いコンテンツと保護技術が付いていないけど補償金で高いコンテンツを選んで買えるわけでもありません。テレビ放送に保護技術が適用されちゃうわけですし。

お金が欲しいだけなら補償金で払って、可能性の芽をつめてしまうような技術の適用をしない方が「マシ」と考えてしまうのは私だけでしょうか。

「補償金制度がなくなったら、DRMやコピーガードが強化される可能性がある。DRMが強化されるか、安価な補償金を支払う代わりに自由に私的複製できる状況を取るかの2択なら、補償金を支払う方を選ぶ」とも語った。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/05/news073.html

上記の記事が分かりやすいです。ただし、上記の記事は非常に誤解を生むので、以下の津田さんの記事も参照して欲しいです。

http://xtc.bz/index.php?ID=472