平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

平日に作業というのは何を意味するのでしょうか

ひそかにファンになりつつある id:ryocotan さんのエントリより。

いい歳して「マンガが描きたい」だの「ゲームが作りたい」だの「小説を書きたい」だの言ってる人がいる。その歳まで何も成果上げてないんだから、真っ当に生きた方がいいよ……と思われてるに違いない。でも、自分はそんな奴らが大好きだ! とは言え、そういう輩の殆どは口先だけの偽者だよな。思うんだけど、本物と偽者は、「平日に作業をしているか」で簡単に見分けられるんじゃないかな。

「忙しくて」とか「時間なくて」などと言い訳する人は多い。実際、とても忙しいに違いない。でも、本当に何かに夢中になってるなら、5分10分すら大事に使いたいって思うだろう。どんなに忙しくても、少しでも前進させたい。言いようのない焦り。平日も休日も関係ない。自分にはこれしか残っていない、自分がやらずに誰がやる……そんな焦燥感がなければ、決して本物にはなれないのだろう。

http://d.hatena.ne.jp/ryocotan/20071002/p1

言わんとしていることはわかるような気もするのですが、平日に作業というのはどういう意味でしょうか。たとえば、サラリーマンが仕事から帰ってきてから、好きな何かをやるような人間が本物という意味でしょうか。それとも、好きなことを平日の昼間にやる(≒仕事としている)ことが本物ということでしょうか。

私は、前者でありながら後者を目指すような人、つまり、本業が別にあるんだけど、好きなことを本業にしたいから平日の夜まで頑張って作業をしている人を本物を指すというように理解しました。そうじゃなくて、好きなことを平日の夜にやるってだけなら、それは単なる趣味ですからね。(ここでは、仕事にするのをゴールと位置付けていますが、何か別の目標でもいいかなとは思います。たとえば、コンクールとか。)

夜の趣味を昼間の仕事にする、これは大変なことであり、リスクもあることです。それだけではなく、平日昼間の仕事を目指す夜の作業というのは少なからず心身に対して負担をかける(体力的な負荷、進捗に対する不満、焦りなどなど)ので、人によってはそれで病気になっちゃう人もいるんじゃないかと少し心配です。

自分のがんばりを最大化する(というか限界を超える)ことで、物事を解決しようとするのではなく、もちろん、がんばることも大切なんですけど、夜の趣味を昼の仕事に変換するようなメカニズムを工夫することを考えてみるのもいいのではないでしょうか?(プログラマなら未踏ソフトウェア創造事業のような助成金の仕組みもありますし、お金に余裕があるのなら学生の身分に戻って時間の確保を優先してもいいわけです。そういう背景を理解して労働時間の短い雇用契約を結んでくれる会社もありますし、自分の状況に合わせていくらでも何とかする方法はあるわけです。)