平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

アニメ版ひぐらしの放送自粛について

ひぐらしアニメ死守同盟・・・誰かが言うと思っていました。こういう書き方をすると怒られそうですが、アニメを見ない私は「別にどちらでもいいや」という感じです。ひぐらしは原作はもう完結しているし、メディアミックスした結果、面白いものがでてきたかというとマンガ版の宵越し編くらいだから、作り手も読み手も早く次へ行ってほしいと感じています。(という私は原作厨です。)あぁ、ひデブは評判がいいみたいですね。

経緯を知らない人のために、ざっくりと説明すると、とある未成年者が起こした殺人事件の内容に似ているという理由(推測)で、いくつかのアニメ(ひぐらし含む)が放送自粛となりました。また、一部の民放で、殺人事件とひぐらしの内容の共通点について指摘する報道がなされました。(原作を知っている人からすれば、報道内容は原作を貶めるひどい内容ですが。)

もっとも、放送自粛自体は仕方がないことだと私は考えています。不用意に残酷なシーンが含まれるアニメなので。年齢制限を入れてもいいくらいの内容です。それでも、ドラマはなぜ自粛しないのか、アニメだけなぜ自粛なのかという意見もあります。この種の偏りは現状では致し方がないところで、徐々に世の中から偏見が消えていくことを願うしかないでしょう。

さて、それでも一つだけ我慢できないこともあります。それは、ひぐらしというゲームが人殺しを推奨するようなゲームであるという誤解がまかり通ることです。何も知らない視聴者に、「あぁ、やっぱりゲームの影響か、怪しからんゲームもあったもんだ」って言わせるためにそんな誤解がまかり通ってはあまりに原作が浮かばれません。

ひぐらしのなく頃に」という作品は、命の大切さを表現しようとした作品だと思いますし、人に対して思いやりを持てるような気持にさせる作品であるとも思います。作中では、暴力による問題解決をはっきりと否定し、社会のルールを尊重するシーンが出てきます。(悪く言えば、ちょっと説教臭いゲームではあります。)それを表現するための題材として「殺人」を取り扱っていますが、それ以上ではありません。少なくとも「殺人を推奨するようなゲームではない」ということだけ書いておきます。

それだけです。