リンクはトップページに張ってください
そういえば、一昔前まで、以下のような文言をよく見かけました。(今でもたまにある気がします。)
「リンクはトップページに張ってください」
トップページにアクセスを集めたいのか、トップページにリンクを求める人が多かったですね。個別の記事にリンクを張られると、せっかく作ったコンテンツを無断使用されているような気分になるのでしょう。このような議論についてはずいぶん前に結論が出ているようです。以下のサイトが非常に詳しいです。
現在は、どのページにアクセスしても、左右のメニューやヘッダを表示するようなサイトが増えていますから、こうした嫌悪感は薄れているというか、感じてすらいない人も多いでしょう。それに、ブログの普及や、検索エンジンの発達、ソーシャルブックマークの普及などにより、トップページにリンクを貼ることのほうが少なくなりました。私のやっている技術系ブログもトップページへのリンク/アクセスはごくわずかで、注目を浴びるいくつかの記事に Google やはてなブックマークなどから来る人がほとんどです。
Web 2.0 のおかげかパーマリンクという考え方が定着して、ネット上では、記事に直接リンクを貼ることを容認する文化が生まれています。一つの話題も、面白ければ一つのサイトに閉じずに、サイト横断的に育って行きます。話題がトラックバックでつながっていくこともありますが、ソーシャルブックマークや人力のまとめサイトでつながる場合もあります。
いろいろな話題に言及しやすくなったので、これはこれで一つの進歩なんだろうなと思います。
ただ、一部のニュースサイトでは今でも記事を簡単に削除することがありますが、ブログ上で言及しにくいので、なるべく削除しないようにして欲しいところです。速報の正確性などの問題もあるのでしょうが、内容の有効性の期限切れなどをタグとして付加するとかすれば、正確でない内容を残すことも可能なのではないかと思います。(実際のところは、情報ソースとの契約とか、いろいろと事情があるのでしょうが。)
それにしても、「勝手にトップ以外にリンクを張りやがって!」といって喧嘩していた時代が懐かしいですねぇ・・・。