平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

バガボンド26巻

バガボンドの最新刊が出ていました。おとといヒストリエと一緒に見つけて即買いました。今月はあたり月(?)ですね。ヒストリエバガボンドの新刊が並んで売られているとそれだけでわくわくします。(これで HUNTER×HUNTER でも並んでいたら、狂喜できるんですけど。)

バガボンド(26)(モーニングKC)

バガボンド(26)(モーニングKC)

最新刊では、吉岡編も佳境に入ってきました。不恰好に熱い武蔵はどこに行くんでしょうかね〜。早くこれが終わってくれないと、吉川英治の原作に手をつけられません。でも、終わって欲しくもないな。

そういえば、小説やテレビ時代劇などではおなじみの吉岡編ですが、実際のところこの一連の騒動は史実ではないようですね。一人対七十人では、史実だと言われてもなかなか信じられません。こういう無謀な戦いは、史実上の武蔵や吉岡のような兵法者(ある意味大変狡猾だ)にそぐわない戦いでもあります。有利な条件、勝てる戦いでしか戦わないがゆえに負けることが無い、それが兵法者ですから。(この辺は司馬遼太郎を読むとよくわかります。)

ま、史実なんてどうでもいいんです。吉川英治もあるいは宮本武蔵もどうでもいい。バガボンドを楽しみましょう。

余談ですが、26 巻の表紙の袖で挙げている台詞(「9年描いて初めて書ける台詞」)とは・・・「有難う」ではないかなと思います。途方も無いほど多く重いの業を背負った武蔵が口にするその台詞は・・・なんか深いですね。