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平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

コピトレ公開から半年がたった

作品間の関係を追跡するシステム - コピトレの公開日が 2008/2/11 の深夜(2/12 早朝)なので、公開から半年が経過したようです。開発はもちろん続けられているので、定例の開発報告をします。

コピトレとは、ユーザー生成型のコンテンツの一次創作物(=「元ネタ」)の情報を補足するサービスです。二次創作や既存コンテンツの二次利用の多いユーザー生成型のコンテンツの元ネタ情報を辿りやすくすることで、一次創作物の作者に利益還元しつつ、コンテンツをより深く楽しめるようにすることを目指しています。

実施した機能拡張

ここ一ヶ月で実施した開発項目は以下の通りです。

総じて言うと、コピトレに貯められた情報のグラフ表示を強化していました。

ランキングや作品情報表示で派生創作作品数のグラフを表示することで、作品の利用具合のトレンドを把握することができるようになりました。また、前々から要望の強かったデイリー、週間、月間ランキングを実装しました。この種のランキングは実装は容易なのですが、コピトレへの登録作品数が少ないうちからやってもスカスカになるだけかなと思い、後回しにしていました。今回何となく実装してみたところ、週間ランキングくらいまでは何とか使い物になりそうなので公開してみました。

その他、細かい改善(編集者を募集している作品の抽出方法の改善など)とバグフィックスニコニコ動画のタグが取得できなくなっていた問題の対処など)を行いました。

今後の方針について

登録作品数は割と増えてきたので、登録された情報をいかにして活用していくかが重要になりそうです。基本的な方針としては、先月挙げたとおり以下の3つになりそうです。

  • 対応サービスの拡大とサイト横断的な機能の拡充
  • 作成ツールに機能追加することで、作品作成時に派生関係追跡情報を取り出す機能の検討
  • 派生情報の見せ方の工夫

また、twitter で要望が上がったのですが、「作品名と派生先作品数」「作品名と派生先リスト」「作品名と派生作品数グラフ」をブログ記事に張り込むための(多分)Google ガジェットと、サイドバーに表示する「ある作者が利用された作品数を表示する派生創作数カウンタ」など、ブログなどとの連携機能を実現したいと考えています。

公開から半年と言うことで何か派手な機能拡張も考えましたが、あまり一時期に気合いを入れてしまうとどこかで失速しそうで恐いので、これからも地味に進めていきたいと考えています。

一次創作者に利益を還元する仕組み作り

使い勝手の不満はあるものの、作品のトレーサビリティを確保するという観点では、コピトレの機能は揃ってきました。そこから得られた情報をある程度活用する方向性もちらほらと見え始めてきました。

そろそろ一次創作者に利益を還元する仕組み作りに取りかからないといけないタイミングかなとは感じています。かつて、id:banraidou さんが以下のような提案をしていました。

乱暴に要約させてもらえれば、「作者が許諾条件を事前に決めてシステムに登録」して、「利用者が条件を満たしているかどうかシステムで自動的に判断して、満たしていたら許諾を行う」という感じです。このときに決済が絡む場合は、当然システム側で処理を行うことになります。著作権許諾をシステム任せにできるので、個人や小さな企業がスモールビジネスを展開する際に便利に使えるでしょう。

この方式の問題点は大きく分けると二つあります。

  • 著作権を持つ人であるか判断できないなりすまし問題があること
  • 二次創作者が一次創作者にお金を払うという流れになるため、視聴者からお金を集める仕組みではないという問題があること

前者は技術的な問題ですが後者は本質的な問題と言えるかもしれません。とはいえ、UGC がこれだけ流行ってくると、二次創作も娯楽と位置づけて「金さえ払えば二次創作可能」という状況を作ることには価値があるかもしれません。

現状だと考えがまとまってなさ過ぎてコピトレに実装するという状況ではありませんが、思いつきがあったらここに書き連ねたいと考えています。

あ、あとコピトレの編集者はいつでも募集中です。よろしくお願いします。