平凡なエンジニアの独り言 はてなブログ出張所

ピアノをこよなく愛するエセRubyistが適当に書き綴ります

コピトレ公開から三ヶ月がたった

コピトレ公開日が 2/11 の深夜(2/12 早朝)なので、公開から三ヶ月が経過したようです。大きな変化はありませんが開発は進めているので、報告をします。

実施した機能拡張

ここ一ヶ月は「編集者の手間を軽減する」ことを目標に開発を進めていました。編集者の視点から見ると、コピトレの最大の問題点は、「派生関係の設定が面倒くさい」ことです。そこで、二つの方法で作業効率を向上する改善を行いました。

一つは「RSS から作品の派生関係・作者情報を登録する機能」です。使い方は、たとえばニコニコ動画のマイリストのような RSS を出力するツールに作品を貯めていき、コピトレの作品情報ページで RSS の URL を指定して派生元/派生先作品として一括して登録するというものです。作者情報も作者情報ページから同様の手順で登録することができます。

もう一つは、「タグを利用した派生元作品の推測機能」です。「東方」というタグが貼られていると、「東方Project」の二次創作である可能性が高いので、編集者に推測した結果を表示します。推測の材料として、タグに「タギング(タグ付け)の種類」というものを設定できるようにしました。これは、タグの貼り方を分類することで、より精度を高く情報を分類できるようにするための機能です。従って「タギング(タグ付け)の種類」の情報が増えれば増えるほど推測の精度は増していきます。

また、ユーザビリティ改善の一環として、AutoPagerize 対応および OpenID を利用してはてな ID でログインする機能を実装しました。まぁ、話題の Yahoo ID 対応も近々行うかもしれません。

その他、細かいバグフィックスや表示の調整などさまざまな改善を行っています。

今後の予定

ここまでコピトレの開発は「編集者向けの改善」を中心に行ってきました。完全ではないにせよ、初期のコピトレと比較にはならないほど登録・編集コストは下げられるようになりました。編集に関してはある程度の状態になってきたので、しばらくの間は編集者向けの機能の抜本的な改善は行わず、インタフェースの改善を主体にします。

その代わり、これまでずっと放置してきた「閲覧者向け」の機能改善に力を入れます。先月の報告でも書きましたが、コピトレを広めて行くには「使ってて役に立つ」とか「使ってて面白い」という要素が絶対に必要です。現状のコピトレは、開発の経緯を知らない人が見ると、何に使えるのかよくわからないサイトです。

目玉となる新機能も考えたいところですが、表示する情報の整理、画面レイアウトの修正、他サービスとの連携など、まずは今ある情報を見やすくする工夫から入りたいと考えています。これは、場当たり的に機能を追加したせいか、たいした情報量がない割に新機能を載せられないサイトデザインになってしまっているからです。